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タイの古典舞踊「コーン仮面劇」と「ラコーン」


タイ舞踊は、大きく分けて古典舞踊と民俗舞踊があります。

まずは古典舞踊から見て行きましょう。

古典舞踊には、宮廷舞踊の「コーン」、コーンを一般向けにした「ラコーン」があります。


元来、古典舞踊は、宮廷を中心に発達、継承されてきました。1932年の革命以後、国立舞踊学校が後継者の育成にあたっています。


宮廷舞踊「コーン仮面劇」

「コーン」は、アユタヤー朝に起源を発する仮面劇です。
インドの長編叙事詩「ラーマーヤナ」を、タイ風に脚色した「ラーマキエン」が始まりといわれています。

「ラーマーヤナ」は「ラーマ王行状記」という意味です。

タイの「ラーマキエン」の主人公のアユタヤのラーマ王子です。ヴィシュヌ神の生まれ変わりです。悪魔トッサカンに、婚約者のシータ姫がさらわれ、ラーマ王子は白猿の王ハヌマーンの猿軍団とともに、悪魔トッサカンの軍団に立ち向かい、無事にシータ姫を救出するというものです。


金や宝石がちりばめられた仮面をつけ、衣装もたいへん豪華で、非常に南国的ないでたちで演じられます。



そしてコーンを大衆向けにしたラコーンは、3つに分かれます:

「ラコーン・ナイ」
宮廷用のラコーンで、最も格式が高いものです。
王宮で宮仕えの女性たちによって披露されます。

演目は3つしかなく、上記の「ラーマキエン」以外に、ジャワの伝説を基にした「イオナ」、「ウナルット」の3演目だけです。


「ラコーン・ノーク」
演目は軽快でユーモラスな作品です。娯楽性が強く、庶民向きの舞踊です。もともとは歌舞伎のように役者は男性限定でしたが、最近は女性も登用されています。


「ラコーン・チャトリー」
南タイで演じられているものです。
ラコーンのなかでは最も古く、演目はジャワの「マノーラー物語」から題材をとったものです。


また、民俗舞踊は地方色が豊かで、中央部、北部、南部、東北部の4つの地方で独特の味わいがあります。